VBAとかチンプンカンプン。
とにかく簡単に教えてほしい!
私の名前はMr.マクロンだ。よろしくな。
ということで、この記事では「マクロって何?VBAって何?」をテーマに解説します。
マクロを使えば仕事が早くなる
マクロとは、Excelで行う処理を自動化できるように作られたプログラムのことです。
あなたは毎日決まりきった作業を何度も繰り返していませんか?そのような定型業務をマクロで自動化すれば、ワンクリックで素早く片付きます。
しかも、手作業と違いってうっかりミスも起こりません。
<マクロを知らないAさん>
全国の営業所から集められた売上データ入りのファイルを開いてはコピペ、開いてはコピペ・・・を繰り返して1つの表にまとめています。毎日行っており、いつもクタクタになりながら作業ミスが多発。
このような繰り返し作業はマクロが大活躍します。続いて、Bさんを見てみましょう。
<マクロ使いのBさん>
毎回同じような定常業務はボタンのワンクリックで自動処理できるようにしている。仕事の速さ、確実さで周りから評価されている。
マクロはExcelに操作を命令する「指示書」
マクロはExcelに操作を指示するための「指示書」だと考えてください。上の例を参考に、Aさんが行っている作業を指示書に書き出してみます。
Excelがこの指示書に従って上から順に動いてくれる。これがマクロというプログラムです。
つまり、「マクロを作る=指示書を作る」とイメージしてもらえれば大丈夫です。
操作指示を伝える「言葉」=VBA
先ほどの指示書は、日本語で指示を書いています。しかし残念ながら、Excelは日本語の操作指示が理解できません。
Excelに理解してもらうためには、Excelが理解できる言葉で指示を出す必要があります。
Excelが理解できる言葉、
それこそが「 Visual Basic for Applications 」、略して「VBA(ブイ・ビー・エー) 」です。
ココがポイント
VBA=プログラミング言語
マクロ=VBAで書いたプログラム
マクロを使えばこんなことができる
マクロでできることはコピペだけではありません。実はExcel以外の操作もマクロで実行できます。参考例として3つをあげてみました。
Microsoftアプリ同士の連携業務を自動化
「ExcelデータをPowerPointの指定したスライドに埋め込む」「Accessの蓄積データを指定条件でExcelに取り出し、Excel側でピポッド集計する」といった、ほかのアプリと連携した一連の処理もマクロで自動化できます。
WEB情報取得の自動化
Excelに対して「~サイトの〇〇ボタンをクリックし、表示された結果をExcelシートに一覧でコピーして」とVBAで操作指示することもできます。
例えば、「通販サイトの金額一覧を取得」すれば金額の推移や比較などの分析も簡単にできるようになります。
メール自動返信の自動化
Outlookなどのメールソフトと連携すれば、メールの作成・送信を自動で行えます。
定期的に送信する日報やメルマガなどは、自動作成・自動送信は非常に便利です。
今回のまとめ
- 「VBA(VisualBasicForApplications)」は操作指示を出すためのプログラミング言語
- 「マクロ」はVBAというプログラミング言語を使用して作成す
- 「マクロ」はExcelの処理を自動実行するためのプログラム
- 「VBA」を書けるようになるとほとんどのパソコン操作は自動化できる
おまけ)ExcelVBAの習得方法について
ExcelVBAは、頑張れば独学で習得可能です。
現在は、当ブログのほかにもYouTubeや学習サイトなど、だれでも学べる環境が充実しています。
ただし、独学は「モチベーション維持が難しい」「わからないとことがあってもすぐに質問できない」「非効率な学習で遠回りしがち」といったデメリットもあります。
なので、まずはしばらく独学で挑戦してみて、厳しそうだったら有料のセミナーやパソコン教室などを利用するのもありだと思います。
ちなみに私は、完全独学タイプで書籍や学習サイト、YouTubeなどの無料コンテンツで学んできましたが、周りの人でオンライン学習をしている人もいます。
勉強方法はケースバイケースで、自分に合った方法を模索してみてください。
私はマクロの「マ」の字も知らない状態から独学で学習を始め、2か月でVBAスタンダードレベル、ベーシックレベルに合格し、学習開始1年後には、VBAを使って自分の業務を年50時間削減できました。なので、本当に人それぞれのやり方があります。
最後にもう1つ。
どうせ勉強するなら資格を取ることをオススメします。マクロの基本知識を習得できるし、勉強した証が残ります。
興味のある方は、「一発合格者が伝授!VBA試験合格のためのオススメ参考書と勉強方法」をご覧ください。
\ せっかく勉強するならVBAの資格を取ろう! /
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