事例)行を削除・追加すると連番が崩れてしまう
「連番が崩れる」とはどういう状況なのでしょうか?参考例をもとに解説します。
下図のような社員データがあったとします。B列には上から連番が振られています。
ある日、No.3の小林順子さんが退職したため、名簿から行全体を削除したとします。
当然、B列の「No.3」も一緒に削除されるので、No.2の次が No.4となりました。連番崩れが発生。
解決策)ROW関数を使う
作業時間:30秒
今回ように番号を振るシーンでは、そのまま入力(ベタ打ち)するのではなく、ROW(ロウ)関数で番号を振るのがオススメです。
ROW関数を活用すれば、行が削除されたとしても自動的に連番が振られるようになります。
一体、ROW関数とは何なのか?
ROW関数とは…行番号を返してくれる関数
早速、実演します!
連番が入っている先頭行のセルに「=ROW()」と入力します。
そうすると、現在の行番号である「3」が表示されました。
ですが、ここの先頭は1から開始したいので、2を引いてあげます。すると、1になります。
あとは、下のセルまでドラッグしてあげれば連番になります。
計算式を見てみるとこんな感じ↓ 各行から余分な2行が引かれることで自動的に番号が振られるというわけです。
まとめ
- 連番を自動で振りたいときは、行番号を返してくれる「Row関数」を活用する
- Row関数で返された結果から、任意の数字を引いたり足したりすることで数値を調整する