こんにちはRYOです!
これからExcelマクロの資格試験を受けようと思っているあなた。
こんなことで悩んでいませんか?
「独学でも合格できる?」
「勉強方法は?」
「おすすめの参考書は?」
結論から言うと、、VBA知識ゼロの状態でも独学で合格できます!
実際に私もVBAについて何も知らない状態から勉強を始め、独学で一発合格できました。
これまでIT系資格を独学で合格してきた私の実体験から、効率的な学習方法や試験対策のコツをお伝えします。
参考になればうれしいです。
この記事の信頼性
<参考>私が独学で合格したIT系資格
- マイクロソフトオフィススペシャリスト (Excel2016)
- マイクロソフトオフィススペシャリスト (Access2016)
- マイクロソフトオフィススペシャリスト (Excel2016エキスパート)
- マイクロソフトオフィススペシャリスト (PowerPoint2016)
- vbaエキスパート(ベーシック)
- vbaエキスパート(スタンダード)
- ITパスポート
- ビジネス統計スペシャリスト など
- ExcelVBAエキスパート試験とは
- 出題形式と受験料
- 学習期間
- おすすめ参考書
- おすすめ学習方法
- まとめ
VBAエキスパート試験とは
VBAエキスパート試験は、Microsoft社のofficeソフトである「Excel」「ACCESS」に搭載されているマクロ機能に関する知識や技能を問う試験です。
2003年に開始された民間資格で、株式会社オデッセイが試験を実施しています。
VBAエキスパート試験はAccess・Excelともに、ベーシックレベル(入門者向け)とスタンダードレベル(上級者向け)があります。
試験種類 | 内容 |
Excel VBA ベーシック |
Excel VBAの基本文法を理解し、 基本的なマクロの読解・記述能力を測る |
Excel VBA スタンダード (上級者向け) |
Excel VBAの基本文法を理解して、 ベーシックレベルよりも高度なマクロを読解・記述する能力を測る |
Access VBA ベーシック (入門者向け) |
データベースの基礎知識、Access VBAの基本文法をはじめ、 SQLに関する基礎的な理解力を測る |
Access VBA スタンダード (上級者向け) |
データベースの基礎知識、Access VBAの基本文法、 SQLなどのベーシックレベルに加え、より高度なプログラムを読解・記述する能力を測る |
出題形式と受験料
VBAエキスパート試験は、パソコン上で問題を解く「CBT方式」と呼ばれるタイプです。
65%~80%以上得点すれば合格できる試験なので、完璧を目指す必要はありません。(問題の難易度によって合格基準は変動します)
自分のレベルを測りたい人は公式サイトのサンプル問題を解いてみるのがオススメです。
ベーシック試験のサンプル問題はこちら>
スタンダード試験のサンプル問題はこちら>
出題形式は6種類(事例紹介)
出題形式はランダムに出題されます。
❶1つの正解を選ぶタイプ(単一選択問題)
❷複数の正解を選ぶタイプ(複数選択問題)
❸ドロップダウンリスト形式
❹クリック形式
❺ドロップ&ドラッグ形式 ※ACCESSのみ
❻穴埋め記述形式
学習時間について
当たり前ですが、学習期間はその人の知識レベルによって異なります。
パソコンの基本知識、 ExcelやACCESSにどのくらい慣れているかによって、理解スピードが異なるからです。
ちなみに、私が試験勉強を開始した時は Excel基本操作がすこーしできるくらい。(当時は本当にあまちゃんでした。。)
わかりやすく言うと、VLOOKUPやIFなど有名な関数を知っている程度。
もちろん、プログラミングやVBAについては右も左も分かっていない状態から学習を始めました。
学習時間はベーシックレベル(入門者向け)で30時間、スタンダードレベル(上級者向け)も約60時間くらいでした。
何度も言いますが、個人差はあると思います。
私の学習時間
- 2020/9 ExcelBASIC勉強開始
- 1日1時間×30日=30時間
- 2020/10 合格
- 2021/2
ExcelSTANDARD勉強開始- 1日1.5時間×40日=60時間
- 2021/3 合格
参考書はオデッセイ公式!これは必須!
公式テキストを必ず購入してください。
試験に合格するためには、公式テキストは必須です。
なぜなら、試験を開催元の「オデッセイ」自身が発行しているテキストなので、試験問題はこのテキスト範囲から出題されるからです。
当時VBAど素人の私でも、すごくも分かりやすかったです。(今でもたまに見返してます)
ベーシック(入門者向け)
スタンダード版(上級者向け)
私は公式テキストを読んで分かりやすかったのですが、人によっては白黒基調でイラストが少なめだから、分かりにくい・・・という人もいるようです。
もしも公式テキストが分かりにくいと感じたら、他の参考書も併用しながら学習すると、より理解を深めることができるでしょう。
理解を深める参考書おすすめ 3選
何冊かVBA関連の本を買ってはみたものの、最初の数ページで読み続けるのが苦痛になり・・・の繰り返しで数年経ちますが、勧められてこの本を読んでみたら、サブタイトル通り「最初からそう教えてくれればいいのに!」と思いました。確かに目から鱗の連続。
初心者向きです
男性
1冊を読み込むにそんなに時間は掛からないと思います。一通りの基礎知識を得るにはちょうど良い書籍です。
ゼロからのスタートにおすすめ
女性
全くの初心者の方には読みやすくわかりやすいです。続きが気になり、つい読み続けてしまいます。読みながら理解でき助かります。他の初心者向けの本よりも進めやすいです。
合格に近づくための勉強方法
言うまでもなく、勉強方法はとても大切。
私はこれまで色々な資格試験に合格してきましたが、どの試験を受けるときも、基本的に勉強方法は同じです。
私の勉強方法
- テキストや動画で一通り学ぶ(全体把握)
- 問題とテキストの反復(知識定着)
- 何回もつまづく内容はノートに(弱点補強)
- 解答時間の感覚を身につけておく(リハーサル)
最低、①と②は必須。試験日まで余裕がある人は、④までやっておくと合格率もグッと上がるでしょう。
全体像の把握
まずはテキストを一通り読みましょう。
この時のポイントは完璧に理解しようとしないことです。
初学者が最初からが完璧に理解することは難しいと思います。ここでの目的は、全体をうっすら理解するくらいのイメージ。「こういうことができるんだぁ」くらいの感覚で大丈夫です。
知識定着は、この後問題を繰り返すフェーズで行うので。
時間のない時は、通勤通学時に動画で学習すると効率的に勉強ができます。私は通勤時、Youtubeを見て、テキストの理解を深めていました。
おススメの学習動画
テキストと問題の反復(一番重要!)
合格する為には、このフェーズが最も重要です!!
人間の記憶定着には「インプット3:アウトプット7」が黄金比と言われています。つまり、一通りテキストを読み終えたら、あとはひたすら問題を解いて解いて解きましょう!
そして、分からないところは都度テキストで確認しながら、「なぜそうなるのか?」を理解してください。
「理解」することが大切。
練習問題のNGパターン
- 勘で解く →たまたま正解して満足 →なぜその答えになるのかよくわかっていない。
- 何度も解いた問題なので答えを暗記 →なぜその答えになるのかよくわかっていない。
問題集を解く目的は「自分の理解できていないところを確認すること」です。
なので、分からない問題は勘で回答はせず、素直に未回答にしておきましょう。
おすすめ模擬問題 4選
- 公式テキスト付属の問題(無料)
- Amazon電子書籍(有料)
- WEB学習サイト(有料)
- Udemy動画(有料)
私は1,2,4を利用して合格しました。
1の無料付属問題だけではもの足りないので、プラスアルファ2~4のいずれかを利用することをおススメします。
❶ 公式テキスト付属の模擬問題(無料)
公式テキストに記載されているURLにアクセスすると模擬試験を受けることができます。
本番同様、40問を制限時間50分で解きます。
何度も解いてるうちに答えを覚えてしまうと思いますが、なぜその回答になるのかをテキストを見ながら理解することが大切です。
❷ Amazon Kindleで電子書籍を購入
Amazon Kindleの電子書籍で問題集がありますので、こちらも試験対策として活用できます。
Kindle有料会員なら0円で読むことができますが、会員以外の方でも99円という安さなのでおススメです。すべての問題に解答解説がついています。(私はAmazon Kindle unlimited 会員なので0円でした)
書籍名:【新試験対応】VBAエキスパート試験 対策問題集 Excel VBA ベーシック 1-5章
値段:通常99円(kindle有料会員は0円)
問題数:43問
❸ 試験対策WEBサービス(有料)
VBAベーシック/スタンダードそれぞれ各200問以上あり、すべて解答解説つきです。コスパ最強。
サービス名:VBAエキスパート試験対策
値段:3,000円
問題数:200問以上
❹ Udemy動画(有料)
テキストだけでは頭に入ってこない方も、動画講座なら理解しやすくておススメです。
私は以下の講座を視聴しました。
試験問題1つ1つに対して、丁寧に解説されており、なによりも永井先生の声のトーンとテンポが心地よく、説明もとても分かりやすかったです。(現在はこの講座は削除されていました)※2024年2月3日追記
コース名:徹底攻略!Excel VBAエキスパート・スタンダード 模擬試験+完全解説
値段:3,000円
問題数:43問
Udemyには他にもVBA試験対策講座がいくつかあり、とても人気です。
一度購入した動画は、いつまでも見ることができるので安心です。
すべて受講すると証明書がもらえます
初心者はUdemyがおススメ
自分用の最強問題集を作る
問題を解いていくうちに自分の苦手分野が見えてきます。
私は、問題を3周解いたあと、正答率の低い問題だけをノートにまとめています。(いわば、弱点ノートです)
正答率の高い問題は、もう大丈夫です。あとは、正答率の低い問題をいかにして、得点につなげるかがポイントになります。
試験日直前や、試験当時の空き時間に弱点ノート見返してください。私の経験上、試験30分前に読んでいたノートから出題されたことは何度もあり、これはやっておくべきです。
得意な問題を正解して優越感に浸るのではなく、弱点を素直に受け止めて、克服すると合格にぐんと近づきます。
解答時間の感覚を身につけておく
VBAベーシック・スタンダードどちらも、制限時間50分で40問前後を解答しなければいけません。
つまり、1問当たり1分15秒くらいで解答していく必要があります。
この1分15秒の感覚を練習問題を解く時に、意識してみてください。
試験本番で問題を解く時のコツ
上述の通り、試験では時間配分がとても重要になります。
意識して欲しいのは、1つの問題に時間をかけすぎないことです。途中の問題で悩んでストップし、その他の解けたはずの問題が解答できなかったというパターンが一番もったいないです。
リズムよくどんどん回答していきましょう。
ポイント
- 「全然わからない」 または 「時間がかかりそう」 →すぐに次の問題へ
- ちょっと迷ったけどなんとか回答できた → [この問題を後で見直す] をチェック。次の問題へ。
- 最後の問題まで終わったら、[問題の一覧] を開く。
- 一覧の中から未回答の問題を回答していく。
- 残り1分くらいで、まだ未回答がある場合は勘で埋めていく。(未回答で終わるよりマシ)
まとめ
これからExcelマクロの資格試験を受けようと思っている方は、今回の記事を参考に合格を目指してみてください。
最後に本日お伝えした大事なポイントをまとめておきます。
簡単にまとめると
- VBAエキスパート試験は「ベーシックレベル(入門者)」「スタンダードレベル(上級者)」の2つ
- 1000点中、650〜800点以上とれば合格可能
- 公式テキストは絶対必要
- まずはテキスト全体をさらっと読む。YouTube解説動画の併用がおススメ
- 問題をひたすら解きまくる。
- 何度も間違う問題はノートに書き出して、見返す
最後に、公式テキストが購入できるリンクを貼っておきますので、よかったらどうぞ。
公式サイトでかうよりもショッピングサイトのポイントが付くのでおススメ。
オデッセイ公式テキスト ベーシック(入門者向け)
オデッセイ公式テキスト スタンダード(上級者向け)
私は公式テキストを読んで分かりやすかったのですが、人によっては白黒基調でイラストが少なめだから、分かりにくい・・・という人もいるようです。
もしも公式テキストだけでは分かりにくいと感じたら、以下のの参考書を併用すると、より理解を深めることができるでしょう。
理解を深める参考書おすすめ 3選
これはほんとにいいわ
男性